2014年11月8日土曜日

クズバ山

5:45外は明るい、西の空には、おぼろ月。




 番場島に向かっていると、正面に剣岳のシルエットが見える。


7:30番場島スタート 東小糸谷に向かう。

立山川を渡り、そのまま真っすぐ行けば登山道なのに、左側道なりに曲がって、間違った道にいってしまった。
立山川沿いの工事用道路で、なんか変?と思いながらも登る。 右側に登山道はありそこに入ってみる。
枝には赤いリボンがあり道も整備されている。ここだと進んでいくと鉄塔が現れ行き止まり。
戻って、最近クズバ山に登った勇ちゃんにTEL。やはり間違っているらしい。立山川の橋まで戻ることにした。
戻り、橋の正面当たりを見ると登山道が・・・・なんで見逃したんだろう???1時間のロス。

分岐点で中山から来たトレラン恰好の若者に合う。さすがに早い。あっという間に姿が見えなくなった。
コースは直登の急勾配で荒れている。キッ~イ!

3人組の若いグループと中年の夫婦を追い抜く。

目の前の斜面にきれいな霜柱。次第に雪で白くなってきた。雪には、トレランシューズの跡と獣の足跡。カモシカかな?

赤谷山、ブナクラ谷、早月川、剣岳が見えるようになってきたので、ザックからカメラを取り出し撮ってまたザックに入れる。
面倒だがカメラを首からぶら下げていると、こんなハードな山では歩けない。

一番怖いところで、下山してきたトレラン恰好の若者とすれ違う。
「もう少しですよ」の声でペースが上がる。


10:00ピークに到達。周りの雄大な山々の眺めは 疲れも吹き飛ばします。

早月川・富山平野


奥大日岳


釜谷山・猫又山


富士ノ折立・大汝山・雄山


一番怖かった場所


剣岳


赤谷山・白萩山・赤ハゲ・白ハゲ


10:30 下山

途中、私と同じく道を間違え2時間ロスした人に合う。

今回は、登山靴を履き、ポールを使ったので下りは楽になるはずだが、膝がガクガクになる。

12:20 分岐点 中山に向かう

登りだが、脚は快調、ぐんぐん登る。
中山山頂は混んでいた。剣岳を撮っている人もたくさんいる。
「何ミリで撮っておられるんですか?」
「135ミリ」
「それで大丈夫ですか?」
なんだ、こいつプロじゃあるまいし、自分流で楽しんでいるんだ。と思いながら
「ROWで撮っている」
「・・・・・・・・」
なんかまわりの雰囲気がおかしい なんだ? 後ろを見るとバカでかいレンズでバシャバシャ撮っているおっちゃんが・・・・・こいつだ 高そうなカメラとレンズを見せびらかしている。恰好つけて剣岳を撮っている。でも重いレンズだったら三脚使うだろう?

しばらくすると、あるおっちゃんが例のおっちゃんに「いいレンズですね」
「ちょっと、覗かせて」と強引にカメラを取り上げ覗き「あんた、剣のてっぺんばっか撮ってんの?」
「・・・・・・」
テレコンバーターもつけて超望遠にしていたらしい。

おっちゃん、すごすごとカメラをバックにしまった。

中山からの下山は快調、クズバとは雲泥の差だ。

13:20 番場島着

2014年11月4日火曜日

シフトケーブル交換

「クズバ山」に登る予定にしていたが、天気が悪いので家で沈殿。

自転車のシフトケーブルが切れているのを思い出し 直してみようと車庫にいく。
レバー部分を見ると赤い塗料が付いている。5月に激突した消火栓標識の赤いポールの塗料だ。
レバー部分を分解するとその中でケーブルが切れていた。
調整が難しそうなので、近くの自転車屋に行く。休みだった。
時間があり余っているので再度、自分で直すことにした。

シフトケーブルを500円で購入。ワイヤーロープカッターも買おうか迷ったが使うのはこれっきりなのでやめた。

古いケーブルを外し、新しいケーブルを通す。案外簡単!
ギア部で仮止めし、変則の調整しようとハンドルを動かすと何かおかしい?
よく見ると、ブレーキのアウターケーブルに引っかかって、ハンドルの動きを阻害している。

ケーブルを引き抜きアウターケーブルの位置を変える。

今度はうまくいった。変則調整も2回でできた。
ケーブルのカットはペンチでやったが何の問題もなかった。

面白い。今度はタイヤ交換かな。

2014年10月26日日曜日

鍬崎山

AM5:50雷鳥バレー

Mikiちゃんが「鍬崎山に連れていって」というので、足手まといになるが連れていく事にした。


彼女の登山歴は「立山」と「富士山」


風が強く、木枯らしみたいに落ち葉が舞っている。
新湊大橋が見える。



正面に美女平



Mikiちゃん、初めての鎖場


剣岳



2年前に登ったときは3時間。
今回は4時間30分。
山頂で温かいもの食べさせようと湯沸かし道具1式とかをザックに詰め込んだので重たかった。


2014年10月19日日曜日

城ヶ平山・ハゲ山

大岩に着くと地元の100人程の団体いた。
山道に入ると追い越すのが大変なので、金龍橋で、前に出る。

今回は「富山の山」というサイトで調べた山に行く。
大岩から城ヶ平山、ハゲ山をピストン


城ヶ平山からの富山湾


城ヶ平山からの剣岳


ハゲ山からの剣岳


ハゲ山まで1時間10分ほど 帰りは写真撮りながらゆっくり戻る。

登山道に出てたキノコ


城ヶ平山手前で 朝の団体に遭遇する。自分と同年代がほとんど。

時間があるので、上平集落跡で脇道に入る。人が歩いた跡があるので何かあるのかなと思っていってみた。何もなかった。
何か気配がしたので、横を見ると「カモシカ」


上平集落跡の下の方で



大岩で、そうめん食べてから帰った。


2014年10月13日月曜日

21秒前

穂がひらき、やがて枯れてくると、これまたひとつの眺めになる。
この日のくびきのは光と風が澄んでいていて、夏のあいだは不分別だった時間の移ろいがはっきりしてくる。
ときの移ろいが私を律するのがはっきり判ってくる。しかし私は「さらば夏の光よ!」とのんきなことはいっておられない。
残り40km 残り時間は5:15

前日に、2年前の完走証を出し記録の確認する。12:31:05 50kmまで5:53:25 50~ゴールまで6:37:40
なぜか、50kmまでを6:30と勘違いしてた。前回と同じペースで走ろうと思っていたので6:23:01 実際は30分遅れてる。

細野吹切峠のエイドで
「急がんと、関門に間に合わないよ」
予定通りのはずなのに?
「あと9km 1時間しかないよ」
慌てて飛び出す。関門のことなんか全く考えていなかった。
キロ6分半ぐらいで走らないと間に合わない。
この足はもつんだろうか?とにかくこの関門をクリアしないと完走はない。
今、何キロ地点なんだろ?
今、キロ何分で走っているんだろう?
関門は何キロ地点?
閉鎖時間は?
「あと9km」と言ったけど10kmに近い9kmだったらヤバい。

脳裏に浮かぶ「野辺山の44秒」

ゴールドゼッケンに追いついたので、この人なら間に合うように走っているだろうと後につくが、遅く感じたので先に行くことする。
追い抜きざま、「関門に間に合いますかね」と聞くと「あんたのスピードなら間に合うよ」
ゴールドゼッケンは、10回完走と思っていたが、10回出場らしい。

65kmの標識を通過 関門が70km地点だと間に合わない。
次の集団に追いついた。最後尾のにーちゃんに「関門時間何時?」と聞く。
そんなことも把握せんと走ってんのとうさん臭い顔して「2時50分」
時計を見る。時間過ぎている????スプリットタイム表示だった。

第3関門69km クリア 8分前

次の関門は16km先 前の関門では、長い下りがあったのでタイムを稼げたが、その反動が足にきている。
関門に近づくとスタッフさんが、あと何分、後メートルと教えてくれる。それを聞いて足を止めるランナーもいるが、私はそのまま走る。

脳裏に浮かぶ「野辺山の44秒」

第4関門85km クリア 2分前

まだ関門があるという。7km先 55分間で 厳しい!

第5関門92km クリア 2分前

ゴールまで8km、たった8km。 65分間の勝負だ。

ここをスタートしたとき「海鮮汁」と聞こえた。
前回食べ損ねた「海鮮汁」
戻って食べる。中身はわかめとネギ。エビとかすり身はなかった。
今、思うと無謀なことしたものだ。「海鮮汁」のせいでDNFになったかもしれない。

辛くなってくると思いだす「野辺山の44秒」
距離表示がないので、不安になる。
誘導員やエイドのスタッフは、大よその事しか知らないと思っても、「ゴールまで、何キロ」と尋ねる。
「後4kmぐらい」こっちは何秒を争っている100m違っても20秒狂ってくる
、時計を見る 厳しい。
車道に出て前の男女を抜く。このままゴールまで・・・しばらくするとさっき抜いたサロマを履いた女性に抜かれあっという間に姿が見えなくなった。
真っ暗な1本道。臨時の街灯がポツリポツリと続いている。ランナーの姿は全く見えない。
秋の夕暮れは、冷たく澄みきった大気が生命を眠らされ殺してしまうほど優しい。
楽になりたいという魔物の足音が忍び寄ってきて気分が落ち込みかけたころ、ランナーの姿が見えた。
追いつき、追い抜く。また追い抜かれ結局3人の男で引っ張りあった。

ゴールまでの1直線の道路に出た途端、若い二人が私を置き去りにした。
野辺山のときと同じだ。若い連中は次々に追い抜いていく。心臓が破裂してもいいからと頑張るが足はいうこと聞かない。

時計を見る。表示が消えている。しまったスリープ状態になっている。時刻も1、2分違ってたことも思い出す。(今、確認したところ1分ほど早かった)
スリープ状態は回復させることは出来るが、1分早いか遅いか分からないので自分の時計は信用できない。

応援に来ていた方に、「何分ですか」と叫ぶ。慌てて携帯を取り出し「45分です、間に合いますよ」

後何キロなんだ?もう間に合わないのでは・・・・野辺山の二の舞!
距離表示が見えた。99kmであってくれ!   
無情にも「98km」スピードを上げたつもりだが、前を行くランナーとは縮むどころか差が広がっている。
99km過ぎた。「頑張れ、もう少しだよ」「まだ間に合うよ」と声援受ける。この声援が野辺山の時と違うような気がした。
確実な「まだ間に合うよ」と絶望的な「まだ間に合うよ」

あのコーナーを曲がれば「ゴール」だ、沿道から時間を読み上げてくれる。「後60秒」「45秒」と

数奇な力と走る快感と陶酔と恐怖を感じた「くびきの100km」

13時間29分39秒

2014年10月11日土曜日

くびきのウルトラ

明日、骨折後、初のウルトラマラソン。

9月の初め、走っていると、腕に電気が走った。痛い。

病院で、何とかしてもらおうと行ったが、プレートが取れるまで激しい運動はひかえてください。の一言

三日程安静にしていた。

走ってみると痛くはないが、痺れる。
右腕を振らずに走ったり、右手でシャツの腹あたりを掴んで走った。

最近では、ダッシュしない限り痛むことが無くなってきた。

練習不足とリタイア癖が心配だが、なんとか完走したい。


2014年9月2日火曜日

世界遺産「白川郷」めざして


30日の土曜日、日曜大工をしていると携帯が鳴った。
悪魔の囁き「古城公園から白川郷まで走らんけ」
耳鳴りとともに意識が唸り、身体中が熱を帯びる。

全長76キロ 156号線を走り 世界遺産「白川郷」4:30発の最終バスで高岡までカエル。
制限時間は12時間。

AM4:00に歩道を走る この世の孤独を象徴するもの、それは夜の歩道
白と赤の流れるライト 黄色の点滅 塗装と戦う錆 政治家のポスター
下を見て走る すぐ前でやつのシューズが動いている



雨上がりの街は霞んでる
夜明けに気づいたシグナルだけが、アスファルトに反射して 境界に不連続な明度の一線を刻む


この場所だ 彼はここに立っていた 少し斜めになって
彼は立っていた 夢だったのだろうか
本当に・・・・・ その光景だけが稲妻のように蘇る



フラワーランドとなみ 2時間15分走って、まだここ 



やつは走る 人間のように 永遠にはしる いつまでも 理由もなく
愛情もなく 孤独もなく 何のためでもなく 何も望まずに


跳んでるカエルと跳べないカエル
アルコールが流れる脚とアルコールが流れていない脚
逝ってしまったやつと待っていたやつ
比べてごらん 似ているよ


やつが調子良いのか 自分が調子悪いのか 今、無理したら後が怖い
道の駅は、まだか!


ここが最後のコンビニ 食料購入


やつの姿はない 時間に余裕が無いと分かっているが 足は動いてくれない
写真を撮って休憩をとる


初秋という境遇は、すべての生き物が帰ってくる安らぎの湖の底に沈んでいる 澄み切った大気が生命を眠らせ殺してしまうほど優しい




無数に分裂した樹々の枝先は、自身の無秩序な将来を予感して震えてる


元気なやつにいう
「ひとりで白川郷まで行ってくれ 俺は甲斐性なしだから下梨か上梨で、最終バスに乗る」
「それじゃ 下梨から城端へ行こう そこから電車に乗るから何時になってもいい」
「・・・・・・・・・・・・・・」



呼吸が喉の中途にひっかかる。心臓が足掻く。汗が吹き出しオレンジのシャツを濡らす。



橋を渡りきると そこには
そこには 長い急な坂がはるか遠くでぐしゃりと歪んだ。

和紙の里まで900mの立て札
あまりにも遅いので やつは迎えに戻ってきた。


コーラを飲み一息つく。昼食もとり 元気になったと思ったのだが・・・

ひとり立山マラニックしてる「またえもん」に電話する。
「今どこ?」
「立山高原ホテル前」
順調にいっているようだ。こちらは雲行き怪しい。



下りになって、調子が上がるはず
だが、ザックが暴れ 肩に埋め込んだプレートにすれる。
左膝もおかしい スピードあげると嫌な感触がある。
故障は怖い くびきのが控えている。

やつに「ギブ・アップ」を告げる。
今回のゴール地点は「上梨」となった。


羊の皮を被った狼
2000GT-R


今頃 またえもんは「立山山頂」かな



このまま、引き下がるわけにはいかない!

リベンジ案
1.午前0時スタート 白川郷16時

2.朝1番のバスで白川郷に行き 逆走コース

2014年9月1日月曜日

マタエモン
















若いころ、五箇山にドライブに行ったとき、民宿の看板が目に入った。それは又衛門と書かれた看板だった。又衛門は鍵屋の辻の決闘での活躍で名高かった。だが若いころはそんな事は知る由もない。ただ又衛門の名が脳裏に刻み込まれていったのだ。

自分がトレランに興味持ち始めた時に、突然私は又衛門に夢中になりはじめた。それは自分の走り方に疑問を持ったからだ。このままで良いのか…そう思うと居てもたってもいられなくなり、マタエモン・マラニックに参加した。マタエモンを知る為にその周辺にいた人達とも走り始め、それが私が変態ランに没頭させるきっかけとなっていった。

歴史は人を生み、人が歴史を作っていく。だが決して一握りの人間が歴史を刻んでいったのではない。その時その時の時代の人の欲望が、時代を守ったり、変革する人間を求め、創り出していったのだと思っているし、これからもそうなのだと信じて疑わない。高橋尚子や野尻あずさは特別なのだろうけど、彼女らを特別たらしめたのは、やはり現代の人間の欲望に違いないからである。換言すれば今生きている人達が彼女らを創り出したのだ。

若さは大いなる武器だ。だが、その武器を自分は使い切れなかった後悔にずっと苛まれている。だから未だにこうして何かに向かって走り続けないと気がすまないのかもしれない。

志を高く持って、全力で走る。そんな生き方に憧れる。そしてそれは到底出来ない事である事も分かっている。

私を変態ランの世界に導いた民宿「又衛門」は、健在だった。私の記憶は生きていた。

クルシ~イ

2014年8月17日日曜日

日本の夏、崩壊

お盆も終わった。

この頃、天気予報は、いつも「大気の状態が非常に不安定になっている。このため、非常に激しい雨が降る見込み。」「記録的な大雨」とか、

夕立という言葉を聞かないな~。

入道雲が湧きあがり、にわかにかけ曇り、一雨が降り、さっとあがって、虹が架かるというのが夏の風物詩だった。

ああ…日本の夏はこれから一体どうなってしまうのだろう。

2014年8月14日木曜日

称名・大日岳・室堂・八郎坂・登山

夏の思い出作りに「称名~大日~奥大日~室堂~八郎坂~称名」6:00~18:00を決行した。
大日岳は25年ぶりだ。奥大日~室堂は行ったことが無いが何とかなるだろう。

6:16 登山道入口に着く。ここで「キタノ」さん(41歳)に会う。

室堂まで11時間となっている。


「頂上まで、どのくらい掛かりますか?」
「5~6時間かな 予定は?」
「大日岳往復です。」
「あなたは?」
「1周するつもり」

登り始める。キタノさん付いてくる。
「無理せんと、自分のペースで登ったほうがいいよ。」とよけいなアドバイスする。

途中、木が根こそぎ倒れて道を塞いでいた。



牛ノ首 対岸が見え出す






大日平に出る。 自分と同じ軽装の人に抜かれる。ペース上げ、キタノさんおいていく。
湿原で、シューズがドロドロになり、水が滲みてくる。


大日平山荘が見えた。空にはうろこ雲 もう秋?







7:45 大日平山荘 高山の人にあう。しばらく休んだあと二人で歩き始める。
高山の人、遅いので先に行く。これが失敗だった。
木道が終わりごろ下りになっていて、湿ったところでスッテンコロリン。
起き上がってそのまま涸れ沢に。



大きな石がゴロゴロ。しばらく行くと大きな岩が・・・何とかよじ登っていく。
2個、3個と大きな岩をクリアするごとに「なんか変?」と思いながらも先に進む。
4個目の岩は、とても一人ではクリア出来ない。流木を立掛けてみるが危険でやめた。
道を間違えたようだ。人を待っても来るわけない。戻ろうか。
上に行けばどこかで登山道に出会うだろう。沢の脇の茂ってるクマ笹を手がかりによじ登る。
藪をかき分けて泳ぐように上に行くが、その先は益々酷くなっていた。



以前、弘法から弥陀ヶ原に行く木道で、分岐点で間違え松尾峠に行ったこと思い出す。
あの時も、途中で間違ったと気付いたが、このまま行けばバス道路に出るだろうと先に行った。
その先はどん詰まりだった。
戻ろうとしたとき、すぐ近くで話声聞こえた。助かった!登山道だ!
5メーター程藪を進むと登山道に出た。

休憩しているキタノさんにあう。一緒に登る。キタノさん早い、付いて行くのがやっとだ。
今朝、彼に言ったことが恥ずかしい。

高山の人に追いつく。不思議そうな顔して「どこいっていたんですか?」

追いついてきた登山者に道を譲ると、自分の着ていた立山マラニックのシャツをみて「今年のマラニック出たんですよ」
高岡の人で室堂まで行って立山もに登る予定だそうだ。三人で大日岳を目指す。元気な二人においていかれる。




9:50 大日岳に到着 キタノさん、どか弁広げて食べていた。高岡の人はここに寄らずに行ったらしい。
キタノさん このまま私に付いて室堂に行きたいと言ってきた。私も二人のほうが心強いので一緒に行くことになった。

剣岳


薬師岳




花など見ながら奥大日に向かう。





右側は、初めて見る景色、大きくえぐられた台地、つづら折りのアルペンルート、弥陀ヶ原高原。




鎖場もあって登りは辛い。この調子だと室堂からバスに乗ろうかと考える。キタノさんの姿は全く見えない。




11:50 奥大日に到着 ここからの剣岳 かっこいい! 室堂までの時間が読めないので、すぐ出発する。
下りは快調。周囲の展望が良すぎなので、ゆっくり立ち止まっては眺める。正面に立山、地獄谷。







浮石で尻もちつく。右足の後ろ 踵から尻までピリッとした。攣ったと思ったが、後はなんとも無く治まってくれた。
膝、腰が踏ん張り効かず何度も転びそうになる。


川を渡って雷鳥沢キャンプ場へ 広いキャンプ場、テントでいっぱいだ。
またも、長い階段が現れる。上を見ずにゆっくり登る。
途中で、キタノさん待っていてくれた。パワージェル飲む。
富士山用に用意したものいっぱい余ったので、今回も1時間毎に飲んでいる。
効いているような、いないような。

雷鳥荘に着く。地獄谷からのガスが酷く咳き込む。こんなことは初めてだ。苦しい。


1:57 室堂に着く。腹ごしらえしながら、バスの乗るかキタノさんに聞く。
自分の足で最後まで行きたいという。称名の閉鎖まで4時間30分。
行けるところまで行って、間に合わなくなったら、バスを利用することにする。

天狗平まで水平道コースを行く。見える景色も新鮮だ。

















快調に歩く。雷鳥の調査隊がいた。カメラを向けている先には、雷鳥がいるはず 保護色しているのでなかなか見つけられない。
何かが動いた。多分雷鳥だろう。眼鏡していないのでよく見えない。

















隊員の方に天狗平ー美松坂コースのこと聞く。木道じゃなく地面を歩く道。バス道路よりだいぶ近道だ。

2:30 天狗平山荘裏から、その道に入る。明るく開けたところは、リポビタンDの世界で二人で快調に飛ばす。
一転、薄暗い森の中に入ると、一人では、怖い。初めてだと尚更だ。苔むした石で、またもこける。
膝も腰も踏ん張れず、膝から崩れ落ちる。膝を擦り剥く。

3:20 明るい道路に飛び出す。美松に到着。すぐ下に弥陀ヶ原ホテルが見える。
時間も余裕があると確信できたし道路は、凸凹ないので楽に歩ける。二人並んで世間話しながら進む。
時間はゆっくり流れてる。


追分から、また木道に入る。キタノさんは楽しそうだ。
10キロ44分の記録あり、今度の海王丸マラソンで初ハーフ。
来年の名水と、富山マラソンを目指しているという。

八郎坂下山口近くで、後ろから声掛けられた。朝あった高岡の人だった。
立山へ行ったが、凄い渋滞で時間が掛かり、バスで弘法まで来たという。

三人で八郎坂下りる。もうすぐゴールという安心感から緊張の糸が切れてた。ズリ、ズルと滑る。
そのたび、慎重にと思うが、早く下りたいという気持ちが勝ってる。
ズルと滑っても踏ん張り効かずまたも腰砕け。ここまで来て怪我したら元も子もない。
危ないところは手を使って木や岩を掴んでゆっくり下りた。

























5:30 称名に到着。




飛竜橋でキタノさんが「マラニックに出た二人と一緒に記念写真撮りたい」と三脚を取り出した。
改めて「立山マラニック」って凄いことらしい。